
業種 | 不動産取引業 |
導入機種 | デジタル簡易無線免許局SR810UA |
導入台数 | 無線免許局10台 |
※本事例は、三井不動産レジデンシャルウェルネス社パークウェルステイト幕張ベイパークご担当者様に 実際のご利用状況をお伺いし作成しています。
パークウェルステイト幕張ベイパーク様は、一般居室と介護居室を備えた高層シニアレジデンスです。
日々の施設運営においては、スタッフ間の円滑な連携が欠かせません。加えて、災害時や停電時など、通常時とは異なる状況下においても、館内の状況を速やかに共有できる連絡体制が求められていました。
同施設では従来、2W無線機を運用していましたが、建物の規模や構造の影響により、館内の一部で通信が届きにくいエリアが発生しており、入居者様とスタッフ双方の安全を守るうえでも、平常時の業務連絡だけでなく、非常時にも安定して使用できる通信環境の整備が課題となっていました。

そこで、まずは中継機を使用しない簡易業務用無線機による検証を実施しました。
しかし、施設全体を十分にカバーするには至らず、広範囲での通信には課題が残りました。
続いてIP無線機でのテストも行いましたが、建物の壁厚や高さの影響を受け、キャリア通信が安定しづらい状況が確認されました。
これらの検証を経て、同施設の構造や運用に適した通信環境を構築するため、中継機の設置を含めた無線通信ネットワークの整備を進めることとなりました。

まず、中継機を建物の中間階に設置して試験運用を行いました。通信範囲は広がったものの、一部に不感地帯が残ったため、設置場所の再検証を実施しました。
最終的には、隣接する介護居室フロアの見晴らしの良いベランダに中継機を設置。これにより、一般居室フロア・介護居室フロアの双方で、通信しやすい環境を構築しました。
また、屋外設置となるため、中継機は専用の防護ケースに収納。ケース内には一定温度で自動作動するファンを内蔵し、夏場の高温環境にも配慮しました。
さらに、中継機の近くには非常用電源を併設。停電時やキャリア通信障害時にも中継器が稼働できるようにし、非常時の館内連絡にも備えた設計としました。
今回の導入により、日常の館内連絡はもちろん、災害時や停電時などの非常時にも連絡手段を確保しやすい通信基盤を整えることができました。
単に無線機を導入するのではなく、施設の構造や運用体制を踏まえたうえで、必要なエリアに通信が届く環境を構築した点が大きな成果です。
また、非常時においてもスタッフ間で状況を共有しやすい体制を整えることで、入居者様とスタッフ双方の安全確保につながる運用が期待されています。
今後は、本導入を皮切りに、グループ内の他施設でも無線通信ネットワークの構築が計画されています。
城山では、導入前の通信テストから設置位置の選定、設置環境への対策、バックアップ設計まで一貫して支援し、施設ごとの安全方針・運営方針に沿った通信環境づくりをサポートしてまいります。
パークウェルステイト幕張ベイパーク様は、三井不動産グループが運営する高級シニアレジデンスです。千葉県千葉市美浜区の幕張ベイパーク内に位置し、地上28階建て、総戸数617室を備える大規模レジデンスとして2024年9月に開業しました。
館内には、ダイニング、大浴場、フィットネスルームなどの共用施設に加え、同一建物内にクリニックや介護保険事業所も設けられています。一般居室534室、介護居室83室で構成されており、自立した暮らしから介護が必要になった際のサポートまで、入居者の生活を支える住環境が整えられています。
24時間体制で看護・ケアスタッフが常駐している点も特徴で、日々の健康相談や緊急時の対応など、安心して暮らせるサポート体制が用意されています。
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